階段・フロアー・玄関框

いよいよ内装も仕上がり段階です。

まず、最初の化粧材はフロアー貼りです。
今回選んだのはこのフロアーです。
仕事上いろいろなメーカーのフローリングは見ているのですが、
安いのは、やっぱり表面も堅くなく傷も付きやすいです。
だからといって高級品は予算オーバーになります。
なので、中級の値段で表面WPC加工(表面を特殊加工したもの耐キャスター・耐摩耗性にもすぐれ、耐熱効果もある。ノンワックス仕様)見た目、仕上がり、硬さとも高級品に見えるようなフローリングを選びました。

今はパイン材の無垢フロアーがはやりですがパインは軟らかく傷がつきやすいです。それに無垢材はどうしても湿気や温度で伸び縮みするので、いつまでもきれいに保つのは結構大変です。私自身は無垢の経年変化の風合いや飴色に代わっていく感じは好きなのですが、全体にワックスをかけたり、手間がかかることを考えてこれにしました。

トイレやキッチンはデザインをかえて、タイル調フローリングにしました。

階段です。

階段は最近ではほとんどプレカットになりました。
前は自分で側板(踏む面の横についてる板)に墨をつけ、溝を付いて加工してましたが、最近はプレカット料も安くなり、自分でするより早くすむので。
今では、新築ですと5軒に一軒あるかないかほどです。
それでも、廻り部分や蹴上や踏み面の大きさは自分で計算して指定しますが。
階段は通常階段の箱型階段(両方に同じ側板が付いたタイプ。ほとんどの家がこのタイプ)
ささら桁階段(踏み板の下に斜めの力桁(ちからけた)とよばれる部材があり、それに踏み板がかぎこまれている。蹴込(けこみ)がなく、下から丸見え。ストリップ階段、オープン階段ともいう。

ひな壇(お雛様かざりのように階段の形に段々になって横に受け板がなく、階段状に受け材が入っているタイプ。)
と種類がありますが、これはひな壇タイプにしました。(壁面は通常の側板階段ですが)この方が圧迫感がなく空間を広く演出できるからです。

下の手摺(てすり)だけ付けて、廻り部分より上は吹き抜けの手摺を先にします。(取り付けるところがないので)この高さは110cmにしました。
実際は室内については、特に明確に高さの基準はなく、転落防止の措置がとられていればいいので、90cmぐらいでもいいのですが、一応高くても問題ないのでこの高さにしました。

吹き抜け部分の手すり正面はステンドグラスを2個はめ込みました。
壊れても変えれるよう落とし込みにしました。

その横の手すりは本棚にしました。実際に単行本のサイズを計りはいる奥行きサイズにしました。

そして、上残りの階段手摺をとりつけます。
イメージはナチュラルカントリーでしたので手摺の親柱・子柱共にシンプルなデザインです。

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