*モジュールとコスト
モジュールというのは、家をつくるときに基本となる柱間の寸法のことです。
これは大まかに分けて3種類あります。
そのサイズは
1820mm(6尺)・1970mm(6尺5寸)・2000mm(6尺6寸)
という3つのサイズがほとんどです。
たとえば、
この図面ですと、部屋の基本が1820mm/910mmとなってますので、6尺間のモジュ-ルということになります。
1820mmの基本は関東間と呼ばれる寸法で合板や建材類、坪数計算などの基本数字となってます。
1970mmは関西間と呼ばれる寸法で私の方では昔から大体これを基本にすることが多かったです。
2000mmはハウスメーカーなどから出てきた寸法だと思います。メーターモジュールといい半間1m、1間2mとなってます。
この寸法で何が変わるかというと、いろんなコストの違いが出てきます。
サッシの巾寸法は柱間できまるので当然柱間の大きい方が大きなサッシが付きます。(小さくすることは可能ですが・・)
サッシ自身も関東間・関西間・九州、四国間といった種類があり、当然ガラス面やアルミ部分の少ない関東間が安くなります。(大きな差はないですが)
内部ドアや廊下幅、階段巾なども大きく変わってきます。関東間で廊下(半間)をすると柱に直にボードを張っても780mmほどしかとれませんが関西間ですと855mm、メーターモジュールですと870mmも取れます。
柱数は同じ坪数で同じ間取り(基本的にそんなことはありませんが)をすると関東間の方が多くいることになります。
それは、10mの長さの壁を910mmで割ると約12本(端もいれて)必要なのに対して、同じ10mを1000mで割ると11本で済むからです。
建材、ボード、その他、壁に貼る合板や直にボードを張る場合、最初に書きましたが6尺の1820mmが基本となってますので関東間で作る家がやはりコスト的には安く付きます。
メーターを基本としたボードや建材や合板は当然ありますが、少し割高な値段なので、全体的には高くつくとおもいます。
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