まずはベランダ造りです。
下地はコンパネです。根太で勾配をとり、その上にコンパネ12mmを二重貼りしています。
その上にFRP屋(防水屋)さんがFRP施工しました
トップコートはグレーにしてもらいました。(トップコートは緑とグレーしかみたことないんですが、緑よりはグレーの方がいいとおもいまして・・他の色はあるかどうかわからないんですが)
私は通常溝を15cmほどとり、
全体を溝に向かって50/1~100/1の勾配にして
溝から排水口にむかって勾配をとっています。
溝を取らず、全体でひねらせて、勾配を取る人もいるようです。
その後、外部に杉板を貼りました。
通常の家なら構造用合板9mm~12mmをはったり、
最近ではOSB合板(アスペンなどの薄い木片を接着剤で固め、
パネル状に固化させたもの)をはるのが主流だとおもいますが、
あえて、杉板を耐力壁として貼りました。
ではなぜ杉板を貼ったかと言うと、一番の理由は内部結露対策です。
通常の家では内部結露は避けては通れない問題だとおもいます。
対策に断熱材を充填するとか通気工法をするとかありますが、
これでなくなるかどうかはわかりません。
通常ならば、内装壁から断熱材-合板-防水シート-外壁ですが
これのどこで出るのしょう??
私はこれの防水シートにでるのでは?とおもっております。
防水シート自身は正式名透湿防水シートですから名の通り湿気は通して、
水は通さないようになっているとおもいます。
でもそれではどこにも結露は浮かないということになります。
室内であたためられた空気と外部の温度の違いでできる結露が
どこにもないというのはちょっと納得いきません。
(これにはたくさん意見はあるとおもうのですが)
なので、水分に弱い合板はやめて、杉板貼りにしました。
耐力的にみると、合板を貼る方が強いと思います。
事実、耐力壁計算をすると構造用合板厚み7.5mm以上で壁倍率2.5倍・木ずり下地壁(この場合杉板に隙間をとった場合)片面0.5倍ですから
ただ、通常木造軸組み工法の場合は内部仕上げ材・外部補強・仕上げ材の数字は必要壁量にはいれず、あくまで筋交・金物の構造躯体の分のみで計算することが多いようです。
当然、計算上の風圧力・地震力に対する数値は筋交いのみで超えております
そして、外部貼りのあとはサッシ入れです。
建築時期はシャイングレーなどが流行りでしたので、ホワイトはちょっとサッシ屋さんにびっくりされました。
そのまえだったら、ホワイトとブロンズは少し安かったのですが・・・残念です。
その後、サッシに防水テープをはり、透湿防水シートを貼って、
その上から通気胴縁(いわいる壁通気工法のため。これをすることによって、壁内の空気が循環する)を打ちました。
いよいよ(やっと?)外部仕上げ材サイディング貼りです。
サイディングは各種メーカー(有名どころで、
ナショナルクボタ・ニチハ・朝日トステム)
のカタログをみたり、展示場にいったりしてきめました。
(結局、自分のセンスだけで決めて、営業マンの言うことは無視しました)
朝日トステムのサイディングにしました。
上はこて塗り調で色はちょっと濃い目のイエローぽいのにしました。
サイディングを貼り分けするつもりでしたが、どこで分けるかで悩んだのですが、結局下から2列のみ古レンガ風のにしました。
最終大工仕事は軒天工事です
大三(35mm角)で下地をくみ、一階部分(玄関ポーチ・ベランダ下)はナショナルのノキフネンというのをはりました。
上の部分大屋根は軒先に通気口をつけ(壁通気の出口)硅酸カルシウム板(ケイカル)を貼りました。
なぜ、上と下を変えたかと言うと下のノキフネンは割と高いので(見た目は柄がありきれいのですが)大屋根部分は通常のにしました。
妻切り屋根の場合、鼻の終いはいろいろあります。
簡単なのは、矩切りといって屋根勾配に対して直角に切るのですが、
破風板は角役物を使いきれいに収まるのですが、
下から見ると軒樋との間が広くみえます。
それに対してこのように垂直きり(縦水きり)をするときれいになるのですが
角役物はあいません(勾配用役物もあるようですが、高いので使っているのを見たことがありません)。なので、私は洋風の場合子の終いが一番きれいで合うと思っております。