上棟後、本体の構造補強工事をします。
まずは、転び(家が垂直にたっているか)を確かめて仮筋交(かりすじかい)
をいれます。
画像は後の段階での撮影のものもあります。
仮筋交いは棟上げ時にいれておりますが、もう一度確かめて打ち直します。
その後、金物をいれます。

ホールダウン金物です。
左は基礎から柱を連結するためのもので、ボルトの本数で引き抜き耐力が違います。
これは一本5kNでこれは15kN用です(計算上の数値ですが)
隅部分は金物が集中するため、ホールダウンがうまくはいらなかったり、筋交いが
はいらなかったりする場合があります。
今回は、連結ナットを使いボルトを延長して、筋交を交わした所へつけました。
右は桁および梁を連結するために付けたビスとめホールダウンです。
今は上下ともほとんど、ビスどめタイプを使用してます。

左はリトルコーナープレートです。
柱と土台・梁とを連結するのつかいました。
左は火打ち金物で、木でつくる場合も多いのですが、今回は金物でしました。

そして、筋交いです。
本筋交いは屋根材を載せてから(重量をかけて、梁と柱・土台との隙間をなくし、
本来の位置へ持ってくるため)するのが本来のやりかたです。
今回は屋根材(瓦)を先に屋根に置いてもらい屋根葺きと平行して行いました。
筋交は上棟まで時間があまったので、先に切っておいたので、早い段階で終わりました。
筋交にも画像右のようなプレートをつけます。

金物・筋交・間柱完了です。

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