一階に和室6畳と2畳とキッチンと玄関いう間取りのリフォームです。
6畳和室はすべてを一新し、玄関前の2畳はキッチンとつなげて1室としました。
間取りなどはご施主様がのご意見で現状の使い勝手のままでしてほしいとのことで大きな変更はありませんでしたが、仕様は無垢材和風仕様で高級な部材となっています。
建具を外し、荷物を出した最初の現状です。
まずは床からです。
古い床を解体撤去し、新しく大引を組み直しました。
少し床下の繋ぎが少ないようなので大引き土台をきっちり組み金物で連結しました。
水平をきっちり出し、その上から根太を並べてます。
根太間にスタイロフォームを敷きその上から捨て貼り合板を張り付けていきました。
和室部分は杉板を敷き養生しています。
無垢材のフロアーを貼り付けていってます。床がフラット(段差なし)となるので先に関係する部分の内法材(敷居&鴨居)を入れておきました。柱も無垢の貼り物(無垢材の桧を薄くスライスした製品)を貼っています。
部屋内(ダイニングキッチン)のフロア貼りと内法(鴨居・敷居)も入れておきました。
玄関部分は一段落ちて桧の無地無垢材のフロアー加工したものを貼りました。
窓もペアガラスタイプに入れ替えました。
キッチン前の引き違い窓です。キッチンの高さ+蛇口分とクリアランスを見て、吊り戸棚の高さも考慮しサッシの大きさ高さを決定しました。
和室腰高窓です。和室ですので、アングルピースなしでサッシ高に内法(鴨居・敷居)を入れています。
二階の音を軽減するためと、この部屋の断熱効果を上げるため、天井部分に高性能グラスウールを充填しました。
できるだけ広く空間を見せたかったので天井高を梁の上にとり、梁型をだすようにしました。
壁の下地をして全面にコンパネ(クロス下地用)を貼りました。
強度面などを考えて、あえてボードではなくコンパネにしました。
キッチン部分と浴室と隣接する部分のキッチンパネルを貼りました。
キッチン反対側の階段部分は冷蔵庫を置く場所ですが、階段下なので寸法的にいっぱいいっぱいなので限界まで大きくとりました。その左はかなり小さいですが、階段下収納です。
和室のタンス置き場です。床は玄関と同じ桧の無垢板です。
内部はタンスを置くということなのであえて壁塗り仕上げにはせず、合板+クロスとしました。天井は底目天井を貼る予定です。
サッシは現状のままでしたので、桧の額縁を取付違和感が無いようにしました。
和室の天井です。既存の天井を外していきます。
現状は梁を出し、その梁部分もベニヤ張りをしていましたが、その天井をまっすぐ平たい底目天井にしてほしいとの事だったので、桁梁の一番低くギリギリの天井高で廻り縁を入れました。
廻り縁を入れたら天井を貼っていきます。
天井に懐が無い状態だったのですごく貼りにくいですが何とか貼り終えました。
続けてタンス置き場の天井も貼りました。
最後の天井は玄関です。現状の天井はこんな感じでした。
センターに格子天井を入れ、廻り(ボーダー部分)は柾目の底目天井にしました。
最終仕上がりです。
玄関の上がり部分、建具屋さんオリジナルの建具です。
キッチンが入る前の床です。
クロスが仕上がり建具が入った状態です。
タンス置き場です。
クリナップシステムキッチンクリンレディです。
大工仕事完了後の壁です。現状は緑のじゅらく壁でした。
部屋全体の雰囲気にあわせて白いじゅらく壁となりました。
部屋の大きさ間取りなどは変わらなかったのですが、かなり見た印象は変えることができたと思います。施主様にもとても喜んでいただけたました。