建設業者登録しました
今年はコロナ過の問題で仕事が先に延びたりいろいろと大変な時期で
そんな時期だから逆に今まで忙しく出来なかったことをしようと思い、建設業許可申請を致しました。
思い起こせば22歳で結婚して子育てのため頑張らなくては働き続けてきました。
今では3人の娘たちも立派に社会人となり、
大工としてもキャリア30年とあっという間の出来事のように思います。
まだまだするべきこともありますがその一歩のつもりで許可を取ることにしました。
自作看板と金看板です
建設業許可は今、淡路島はとても難しいらしいです。
昔は簡単に取れたらしいのですが、どうも誰にでも出しすぎたことが反省点となったようで、監視を厳しくしているようです。
ただ、ちょっと的外れなとこも感じるのですが、主なことは資格、年数、経営状況、運営資金、事務所などです。
私のように建設の学校も出てなく独学、経験だけで来た人は弾かれる可能性があり、逆に現場経験の少なく何もできないような学歴だけの資格を持つ人が優遇される傾向にあります。かと言って経験年数だけで決めるのもどうかと思いますが、決めているのが実際の仕事をした人ではないので、難しい問題ですね。建築だけに限らずほかの職種でも同じようなジレンマを感じるところはあると思います。
資格を取るのは建築大工技能士であってもベテラン大工や宮大工がいきなり行って取れるものではありません。
私が2級を取った25年以上前でも当然現場ではインパクトやくぎ打ち機があって使ってましたが、なんと下穴空けに錐(きり)を使う指示でした。
電動工具は使わないで手道具でするのは当然ですが、三つ目錐や4つ目錐なんてものは流石に持ってませんでしたのでちょっと探しました。
実技問題の墨付木材加工組立は当然できるのですが、それを作るための図面(展開図付)が講習を受けないと書けないものだと思います。
大工経験のある人でないと当然合格はできない課題ですが現場経験だけで予備知識なしでは無理なのです。
やはり講習などを受けて初めて合格できるものだと思います。
それがもっと下の世代だとほとんどがプレカットや既製品になって、墨付けなどはする機会がほとんどなくなってきました、大工はガテン系で頭がないと思われている人が多くなってるのはそんな時代背景かもわかりません、手刻みやすべて自分で加工しても当然できるのですがコスト面ではどうしても高くなります。私が始めたころは木の向きを確かめ一本、一本に墨(加工線)をつけ、加工して形を作っていました。それが、家の構造から和室、床の間、階段、窓の枠、ドアの枠に至るすべての部材がそうでした。それが今はほとんどが工場生産できるのです。